2025年2月21日(金)より名古屋にて開催中の第55回日本人工関節学会において、京都大学医学部附属病院 整形外科の西谷 江平先生から、多施設共同リアルワールドデータ収集プロジェクト(以下、本プロジェクト)について発表されました。
【発表概要】
演題:人工関節でのリアルワールドデータ研究
日時:2025年2月21日(金)9:30-11:00
座長:黒田 隆 先生(京都大学大学院医学研究科 感覚運動系外科学講座 整形外科学)
鉄永 智紀 先生(岡山大学学術研究院 医歯薬学域 運動器地域健康推進講座)
発表者:西谷 江平先生(京都大学医学部附属病院 整形外科)
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本プロジェクト※は、整形外科領域における多施設共同リアルワールドデータの収集を目的とした取り組みであり、実臨床で得られるデータを活用して、医療サービスの提供・維持・改善、症例に基づく研究の推進、さらには医薬品や医療機器の開発支援につなげることをめざしています。
※ 整形外科領域における多施設共同リアルワールドデータ収集プロジェクトが本格始動 https://prime-r.inc/newsrelease/822/
本プロジェクトにおいては、弊社自社開発の電子カルテと連動したデータ収集システム(名称:CyberOrtho)を使用します。CyberOrthoにより患者様の基本情報、薬剤データや検査値データを電子カルテから自動的に統合するとともに、患者様の同意を取得したうえで、痛み、可動域、臨床データなどの患者様を知るために重要なデータについては医師等がCyberOrthoを用いてデータを入力することにより、下肢関節症患者のデータを前向きに収集・蓄積していきます。
発表では、西谷先生より「諸外国では下肢関節症患者のビッグデータの蓄積が進んでいるが、日本ではまだ十分に整備されていない。このプロジェクトを推進することで、今後は日本でも質の高いデータを前向き収集できるようになる」と言及がありました。
前向きデータ収集は2025年2月中に開始し、初診時からの下肢関節症患者データを長期的にフォローアップしていく予定です。今後においては、参加医療機関をさらに拡大し、大規模な前向きデータの蓄積に取り組んでまいります。
本プロジェクトで収集したデータは、医療機器・製薬メーカーの皆様にもご活用いただけます。詳細についてご関心のある方は、概要をご案内いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
本件に関するお問い合わせ先
新医療リアルワールドデータ研究機構株式会社
プライムプロモーション部
担当 藤田、梅原
電話番号 075-752-0330
メールアドレス pp-pr-ml@prime-r.inc